政治に関する報道が建設的な政策論争ではなく、”政治とカネ”をはじめとする問題に多くの時間が費やされていることに対し、私たちは日本国民として非常に残念に感じています。この問題が毎年の恒例行事のように報道される背景には、現在の情報公開制度では不十分な点があるのではとないかと考えています。
情報が見えないことに加えて不祥事ばかりがクローズアップされる現状は、国民の目には政治家が皆不正を働いているように映り、政治に対してネガティブなイメージが生まれる要因ともなっています。
そこで私たちはこの問題の解決策として政治団体が提出する「政治資金収支報告書」のオープンデータ化を計画致します。これにより議員も税金や有権者の善意の気持ちがどのように活用されたかを説明することができ、飛躍的に政治資金の情報公開・透明性を向上させることが可能になり、政治に対する国民の信頼構築につなげたいと考えます。
情報の公開性の確保は、有権者に正しい政治理解を促し、国民と政治との健全な緊張感のある関係を築くインフラとなります。また「民主主義のコスト」とも呼ばれる政治資金を誰がどのようなかたちで負担すべきかという議論を促すことにも繋がります。
さらに本プロジェクトでは議員が本来の政治活動に注力するためにも、政治団体の会計処理にかかる労力の省力化、合理化の仕組みの提供も視野に進めていきます。
本プロジェクトを通じて国民と政治の間に信頼関係を築くことを目指していきます。
政治と国民を近づける会